サンドロ
グランドコンプリケーション組立て時計職人

ショパールでは、新しいコンプリケーションを然るべきタイミングで世に送り出しています。マニュファクチュールの基盤であるオリジナルのウォッチムーブメントに、絶えず進化し続ける専門的技術に裏打ちされた新たな機能がすこしずつ追加されてきました。トゥールビヨンムーブメントを組立て、命を吹き込むことができるのは、L.U.C グランドコンプリケーションのアトリエに所属するごく少数の時計職人のみ。2000年からショパールで時計職人として働くサンドロもその一人です。見習いとしてショパールに入社したサンドロは、ケーシングを担当するアトリエで経験を積んだ後、2006年にグランドコンプリケーションのアトリエに移りました。この情熱あふれる職人が、マニュファクチュールの認証ムーブメントの品質を確実に保証します。
トゥールビヨンとは、時計製造の技における頂点の一つです。

サンドロ、グランドコンプリケーション組立て時計職人

トゥールビヨンウォッチの組立て:真の偉業

トゥールビヨンの組立ては、特別な専門技術を持つ時計職人だけが成し遂げることのできる究極の技であり、時計製造における偉業です。

サンドロ、グランドコンプリケーション組立て時計職人

ショパールが誇るトゥールビヨンの技は、巧みさを磨くだけではなく、その頂点を極めることを目指しています。ショパール マニュファクチュールが設立された1996年以来、メゾンが製造するキャリバーはそれぞれ重要な要素として開発されてきました。メゾンで開発された数々の機構を並べてみると、これらがマニュファクチュールの礎を成していることが理解できます。時計職人たちは新たなマイルストーンに向かって一歩ずつ前進し、遂にはトゥールビヨンウォッチという権威あるコンプリケーションウォッチを開発するに至りました。トゥールビヨンについてサンドロは次のように説明しています。「トゥールビヨンとは、ムーブメントの調速脱進機を独立したキャリッジに収めるというアイデアから生まれました。このキャリッジを自転させることで、重力の影響から解放されることを可能にしました。かつての懐中時計は、ベストのポケットの中で垂直方向に置かれることが多かったため、重力の影響を受けていたのです。トゥールビヨンのプロセスによって時計の精度が向上しました」。

ショパールのフライングトゥールビヨンウォッチのムーブメントは、時刻設定のためにリューズを引き出すと秒針が自動的に停止するメカニズムによって特許を取得しています。複雑機構を組立てることができる数少ない時計職人の一人であるサンドロは、このメカニズムを採用するに至った経緯について語っています。「これはショイフレ氏からのリクエストでした。彼は、高精度のトゥールビヨンを開発する上で、時計を正確に秒まで設定できるようにすることは当然だと考えたのです」。

Chopard
メゾンの職人の手作業から生まれたクリエイション

Artisan of Emotions
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