社員へのエンゲージメント

ショパールは、企業の構造から変化が可能になると考えます。全社一体となり、すべての社員がインクルーシブで安全な職場に従事し、学びを得ながら才能を開花できるよう配慮しています。伝統的な時計製造鑑識、そしてジュエリーのクラフツマンシップを新たな世代に継承するとともに、チームメンバー一人ひとりが集団的な変革の一端を担えるよう、ナレッジのアップデートをサポートします。

トレーニング&スキル開発

独立系メゾンとして、垂直統合型モデルを採用しているショパールは、デザインから流通までのあらゆるプロセスを自社で管理できる例外的な体制を有します。3つの製造拠点において50を数えるメティエが展開されるとともに、社内トレーニングと鑑識に注力しています。

+40

毎年ショパールの3つの研修部門でトレーニングを受ける研修生

+50

取り扱われているクラフトとメティエ

1980年

自社内に初めてのハイジュエリー研修部門

ダイバーシティ、イコーリティ、インクルージョン

ショパールでは、さまざまな文化的背景やジェンダー、年齢、経験を有する人材確保が企業の一大アセットとなること、このようなアセットをはぐくみ、価値付けを行うことの重要さを認識しています。

2000

世界55か国で従事する社員

40%

女性管理職の割合

47%

女性社員の割合

勤務条件とウェルビーング

ショパールでは、あらゆる社員に安全な職場環境、そして適切なワークライフバランスを提供できるよう尽力しています。

よくある質問

1980年にショパール初となるラグジュアリージュエリーの研修部門が開設され、比類のないクラフツマンシップの保存、継承、促進にたゆまず尽力しています。続いて、時計製造に特化した研修部門も導入されています。毎年、ジュエリー製造と時計製造、マイクロメカニクス、表面処理の各分野において、約40名が研修を受けています。ショパールの研修ポリシーには、チームのさまざまな世代間でナレッジを共有し、鑑識を継承していくことが規定されています。

社会、業界が対峙している社会・環境上の課題に対峙し、チーム一体となって変革に取り組んでいきます。これに向けて、プログラムが設定されています。

  • すべての社員が、勤務時間内でeラーニング研修プログラム「Together for Sustainable Luxury」の受講を義務付けられています。RJCの規格や人権、職場における健康、安全、低炭素社会への移行、SBTi、循環型経済、ダイバーシティ&インクルージョン、職場におけるハラスメント防止といったトピックについて学びます。環境問題に対するさらなる知識は、AXA Climate Schoolのプラットフォームで身に着けることができます。
  • 各部門の幅広いテーマに合わせ、ワーキンググループや定期的な会議が開催されています(四半期ごとに開催される責任ある購買セミナー、サステナビリティ部門と共同で策定された責任ある調達ポリシーなど)。
  • ショパールの製造拠点と本社において、とりわけソフトモビリティ(Bike to Work(自転車通勤)イニシアチブ、自転車置き場の設置など)、そして電気自動車(充電ステーションの設置)にまつわるグッドプラクティスが推進されています。
  • ステークホルダーの意識感化に向け、社外アクション(例:Watches & Wondersなどの業界イベントにおける定期講演やパネルディスカッションなど)が実践されています。

ショパールでは、各人のスキルと経験に基づいて採用が決定されています。フラット型組織と管理体制を採用し、社内異動に幅広い選択肢を提供します。また、あらゆる水準で男女比の維持とさらなる向上にむけて継続的な取り組みが行われています。

関連する取り組みは、ショパールのダイバーシティ&インクルージョンポリシーに詳述されています。

ショパールでは、環境と社会における国際的なベストプラクティス基準を満たし、責任ある産地から調達されたゴールドをエシカルゴールドとみなします。2018年7月以降、ショパールのアトリエでは、透明性の保証された2つのサプライチェーンから調達されたエシカルゴールドのみが使用されています。

  • スイスベターゴールド (SBG) 認定を受けたアーティザナルなゴールド:より環境に配慮した採掘方法を採用し、鉱山労働者の生活や労働条件の向上を目指す取り組み。ショパールチームが、2年ごとに鉱山サイトを実際に訪れています。
  • RJC 流通管理に認証されたゴールド。デューデリジェンスプロセスを通じ、調達元の正当性を保証する RJC 認証リファイナーから購入されています。

2019年以降、ショパールはスイスベターゴールド(SBG)と提携しています。現在ショパールの一代表者が、SBGの取締役会に名を連ねています。一例として、SBGとの連帯イニシアティブにおいて、コロンビアのエルチョコでゴールドを採掘しているバルケロスとの連携体制を構築しています。900人を超える鉱夫の労働条件向上を掲げた地域主導型のコミットメントとなっています。このプログラムを受けて、バルケロスが公正な額の収入を確保し、ゴールドを1g売るごとにボーナスを得られるほか、男女平等、健康、安全といったテーマ別の研修を受けられるようになっています。

2019年、ショパールのアイコニックなウォッチコレクション「アルパイン イーグル」がローンチされた際に、ルーセントスティール™が導入されました。高度な特性を有するメゾン独自のスティール素材は、リサイクル素材80%以上で構成されています。このようなイニシアティブとともに、ショパールのより責任ある多年度のスティールプロジェクトが始動されます。2023年に、ベルトとケースを含めたショパールのすべてのスティール製ウォッチにおいて、ルーセントスティール™が使用されるようになります。

循環型のプロセスによって、輸送を減らして温室効果ガスの排出量ならびに環境インパクトを低減させ、製品におけるリサイクル素材の含有率をアップさせることが可能になります。ISSF(国際ステンレススティールフォーラム)のデータによると、リサイクルスティールの含有率を50%から80%に引き上げることで、製造に起因した排出量を30%削減できます。リサイクルスティールの含有率を90%まで引き上げると、排出量の削減率が40%に達します。

ルーセントスティール™の組成には、時計製造業界由来の高品質スクラップのほか、医療、航空宇宙、自動車産業由来のハイグレードスティールが使用されています。あらゆるスティールが、ショパールの製造拠点から1000km以内で調達されています。また、ショパールのスティールスクラップもリサイクルされ、循環型社会に向けたコミットメントが実践されています。

読み続ける

サステナブル・ラグジュアリーへの旅

今から数年前に、ショイフレファミリーのパイオニア精神を継承し、企業のインパクトを認識したショパールは、倫理面とデザイン美を折衷させ、より責任ある時計製造・ジュエリー製造に向けたジャーニーに向けて舵を切りました。

製品のリシンキング

ショパールでは、メゾンのラグジュアリーなタイムピースやダイヤモンドジュエリー、ボックス、アクセサリー、あるいはブティックの開発に環境基準を統合するとともに、企業の二酸化炭素排出量の低減に尽力しています。厳格な基準のもとで素材やサプライヤーを選定し、バリューチェーン全域におけるリスクを管理し、企業活動に起因するインパクトを低減させています。

ともにアクションを

私たちは、たえず進化するリスクや好機と対峙しています。ショパールは、このような現状に一体となって取り組むことが最善策だと考えています。そこで、危機に瀕した地域を保全し、地域社会を支援するためにも、さまざまな国際的な組織団体やNGOとの提携、連帯関係を築いています。